用途別(レベル計以外)
粉粒体の流れ・詰まり検出
配管内や自然落下している粉粒体の流れをマイクロ波(ドップラー)の原理を応用して検出・計測することが出来ます。粉体・粒体の製造工程でタンクや配管が詰まっていないか否かを判断することも出来ます。
輸送配管内やサイロ排出口などの粉粒体の流れの監視
シュートや空気輸送ラインで微小な粉粒体の流れを検知できませんでした。
粉粒体プロセスの効率化の為に、これらを解決できる何か良いセンサは無いですか?
当社のフローセンサは、検出感度が高くペレット一粒の流れも検知できるため、従来測定不可であった流れが少ないラインでも使用することが出来ます。
配管に面一に合わせるため突起がなくラインの流れを妨げることもありません。
空気を媒体としないため温度や圧力変化による測定誤差がほとんどありません。
マイクロ波フローセンサを利用することにより、
・配管を流れる粉粒体の多い・少ないを確認することが出来ます。
・配管を粉粒体が流れているか・流れていないかを確認することが出来ます。
効果的な粉体・粒体プロセスの運営・管理が可能となります。
粉粒体タンクや配管の詰まり検知
タンクや配管内の粉粒体が詰まっているかどうかの確認は人の目で行っていました。
粉粒体が配管内で詰まるたびに、作業員が現場に行って確認していましたが、無人で配管内の詰まりを検出できるセンサは無いですか?
当社のフローセンサは、マイクロ波を受発信することにより、タンクや配管の粉粒体の流れ・詰まりの状況を検知することが出来ます。
・通常、粉粒体が流れている時は、信号が出力されません。
・不具合等により、粉粒体が流れない場合は、警報信号が出力されます。
タンクや配管が詰まっている場合に、警報信号を出力します。
フローセンサを活用することにより、粉粒体のプロセスがスムーズに運営出来ます。
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ベルトコンベアから落下する粉粒体の検出
ベルトコンベアの落下状況の確認は人の目で行っているのですが、無人で状況を確認できる方法は無いですか?
当社のフローセンサは、ベルトコンベアからの落下の状況を信号で出力します。
・落下物が流れている場合は、ON信号が出力されます。
・落下物が流れていない場合は、信号が出力されません。
マイクロ波フローセンサを使用することにより、コンベアの落下状況を管理することが出来ます。
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粉が詰まるブリッジ状態の検出
粉のタンクにおいて、タンクの排出口の上の箇所で粉が圧力でアーチ上に固まってしまう「ブリッジ」がたまに起こってしまいます。
安息角やブリッジ等によっては、レベルスイッチから検出信号が出力されない場合があります。
この様なタンク内のブリッジ状態を検出できるセンサは無いですか?
安息角やブリッジ等については、レベルスイッチの取付位置を工夫したり、ノッカー等の機器を使用することによって誤検出を回避することができますが、お客様の現場環境によって、ノッカー等の機器が取り付けられない場合もございます。対策としましては、安息角やブリッジ等を考慮したレベルスイッチの取付位置の検討や複数台レベルスイッチを設置してどの位置でブリッジが生じているか管理することもできます。
またこの様な場合に効果的なのは、当社のフローセンサにより、タンク内のブリッジ等による粉粒体のつまりを検出することが出来ます。
・粉粒体が流れている時は、信号が出力されません。
・粉詰まり等により、粉粒体が流れない場合は、警報信号が出力されます。
レベルセンサ・各種機器とフローセンサを組み合わせて活用することにより、粉粒体のプロセスをスムーズに運営することが可能になります。
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粉体のダマのみを検知するフローセンサ
ご要望:当社の工場では、粉体原料を配管にて搬送していますが、粉体(綿状)が搬送中にダマ(粒の固まり)になり、不具合が発生するケースが起こっています。
配管内で粉体原料を移送中に発生する「ダマ」を検知することが出来るセンサーはありませんか?
当社のマイクロ波フローセンサでは、通常流れている「粉」と粉の固まりである「ダマ」を区別して検知することが可能です。
フローセンサをカスタマイズすることにより、通常の流れている粉とは異なる「ダマ」のみを検知し、「ダマ」が発生すると表示灯を点灯させます。
(粉の固まりの検知は特殊事例ですので、粉体の種類や流れ方等によっては、検知が難しい場合もございます)
粉体の流れ検出については、使用環境をお聞かせいただいた上で最適な方法を提案させて頂きます。お困りの際はお気軽にご相談下さい。
動画①
※粉粒体の流れをペレット1粒から検出します!
動画②
動画で<マイクロ波フローセンサの動作原理>を解説します