超音波式レベル計の原理・特長
種類・注意点など解説いたします。
最適なレベル計を選定する為に、その方式の原理や仕組み、ラインナップを知っておくと選定しやすくなります。
ここでは超音波式レベル計の原理、特長、種類(ラインナップ)、注意点を分かりやすく解説しています。
超音波式レベル計の概要
超音波式レベル計は様々な液体や粉体をレベル計測します!
超音波式レベル計は、超音波を発信し、液面で反射した超音波を受信し、送信と受信の時間差を計測信号に変換して出力します。
超音波式レベル計は、液体や粉体のレベルを計測することが可能です。
当社の超音波式レベル計は、お客様の使用環境に合わせた豊富なラインナップをご用意しています。
超音波式レベル計の原理
原理と構造
超音波パルスがセンサ部から発信され、測定対象物に反射して往復するまでの時間を計測することによって、測定物の残量レベルを連続的に出力します。レベル計と測定物の距離が短い場合は往復時間が短く、距離が長い場合は往復時間が長くなります。その往復時間を出力信号に変換します。
超音波式レベル計の特長
特長・利点
- 非接触で、液体から粉粒体など様々な測定物の連続レベル計測が可能
- 近距離から中・長距離のレベル計測が可能
- 液中の沈殿物の界面計測やライン上の物質検出等も可能
- ヤマデンの超音波式レベル計の実績の一部を紹介します。
-
<当社実績測定物>
■液体一般
- 水、薬液(酸・アルカリ)、廃液、スラリーなど
■粉体一般
- 小麦、樹脂ペレットなど
■特殊
- 水中の沈殿物の界面計測
超音波式レベル計の種類
お客様の用途に合わせて選定します。
製品ラインナップ
- 小型廉価タイプ
- 中距離タイプ
- 小型タイプ
- 沈殿物計測タイプ
- 防爆タイプ
- 超音波式レベル計に最適なアプリケーションを紹介します。
-
<適応アプリケーション>
- 非接触での液体、粉粒体、粘性液体の計測
- 液中の沈殿物の連続レベル計測
超音波式レベル計の注意点
選定の注意点と対策
- 1. 複数取り付けない
- 同一タンク内に複数設置すると相互干渉して正確に計測できません。
- 2. 泡や波立ちがある
- 泡や波立ちがある場合は、測定不能になることがありますので他方式を選定してください。
- 3. 付着や結露がある
- 超音波送受信面に付着や結露が付く場合は、エアパージなどで対策してください。
- 4. 高温・高圧・真空
- タンク内が高温、高圧、真空状態の場合は計測できませんので他方式を選定してください。
- 5. タンク内の空気成分変化
- 密閉タンクで揮発性の高い液体の場合、タンク内の空気成分が変化し測定できませんので他方式を選定してください。
さらに詳しく!
YouTubeでの再生はこちら