GM-113/115 シリーズ
オンラインで使用できる洗浄剤水分計
電子部品などを洗浄する洗浄液中の水分値を計測します
・洗浄剤と水の誘電率の差を利用し、静電容量の変化を測定することで、洗浄剤の中の水分値を計測・出力します。
・汚れ(フラックス等)の混入、及び、温度の変化にも対応します。
・ケーブル容量、その他浮遊容量を排除するガードシールドを設け、過酷な環境にも対応します。
■オンライン(リアルタイム)の水分計測が可能です。
温度補正、汚れ検知の機能により、下記の3機種を用意しています。
・GM-113N-EM:温度補正と汚れ検知付き最上位機種
・GM-113N :汚れ検知付き機種
・M-113N :低価格の廉価版機種
・GM-113N-EM:温度補正と汚れ検知付き最上位機種
・GM-113N :汚れ検知付き機種
・M-113N :低価格の廉価版機種
- 製品の特長
- 用途・実績
- 標準仕様
製品の特長
特長
1. 汚れ(フラックス濃度)変化による誤差がわずか
従来問題であった、フラックスなどの導電性物質(汚れ)の混入および温度の変化による影響は電導度、温度測定による補正演算を施すことにより、より正確な計測を可能にしています。
2. 過酷な環境に対応
一端設置型としながら、ケーブル容量、その他浮遊容量を排除するガードシールドを設ける等、現場での取り扱いが容易で、過酷な環境への耐性を強化しています。
3. 取扱は極めて簡単
電極部にはフッ素樹脂を採用し、高い洗浄性と耐食性を実現しました。
4. センサ部は長寿命で耐腐食性に優れています。
使用例
●水分計の設置について
・設置位置については、洗浄汚れによる水分測定への影響の少ない場所(上図のように洗浄汚れ除去装置後段、洗浄槽上部等)に設置してください。
・検出部の液に泡が含まれると影響を受けます。泡の少ない場所に設置してください。
・水分計を温度変動の激しい位置に設置する場合は、温度補償を行うことをお勧めします。
●水分調整について
・水分調整水の補給位置は、洗浄液との効果的な混合を行うために、ポンプ前段に設置してください。(上図参考)
・急激な水分補給は、過剰な補給を招く恐れがあります。調整水の補給はなるべく流量を小さくし、徐々に行うことをお勧めします。
機能早見表
用途・実績
用途 | 液体の分析(静電容量計測) |
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測定物 | 液体 / 粘性液体 |
詳細測定物 | 洗浄液 |
接触・非接触 | 接触 |
測定方法 | 静電容量式 |
防爆 | 無し(非防爆) |
取付位置 | 垂直(上から) / 水平(横から) / 斜め(横から) |
標準仕様
アンプ部
型式 | GM-113N-EM | GM-113N | M-113N |
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電源 | AC105/210V±10V±10% 50/60Hz | AC105/210V±10V±10% 50/60Hz | AC105/210V±10V±10% 50/60Hz |
消費電力 | 40W | 10W | 10W |
動作周囲温度 | 常温~60℃ ※表示部のみMAX40℃ | 常温~60℃ | 常温~60℃ |
出力 | DC4~20mA 負荷450Ω以下 | DC4~20mA 負荷450Ω以下 | DC4~20mA 負荷450Ω以下 |
測定精度 | ±1wt% | ±1wt% | ±1wt% |
専用ケーブル長 | 2m | 2m | 2m |
センサ部
材質 | SUS304、PTFE | SUS304、PTFE | SUS304、PTFE |
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