特殊アプリケーション
波立ちに対応するレベルセンサ
液体用のタンクやピットの中には投入口や撹拌機などの影響で液面の波立ちが発生する場合があります。常時波立ちがある場合、または波立ちの程度(大きさ)などに応じて対応方法が異なります。波立ちに対応するレベルセンサや機能をご紹介します。

ヤマデン君のコメント
液面の波立ちについては、レベルスイッチ・レベル計共に「波立ちの影響を受けにくい機種」や「波立ちを軽減する機能」がございます。ご使用の条件に合わせて最適なレベルスイッチ・レベル計をご提案させて頂きます。
波立ちに対応するレベルセンサと機能
ご要望:工場内のタンクやピットの中には液体の投入や撹拌機の影響で「波立ち」が発生する箇所がいくつかあります。波立ちによってチャタリングが起こったり、誤計測したりする場合もあります。このような波立ちに対応するレベルセンサはありませんか?


波立ちについては、レベルスイッチとレベル計について対応しやすい機種とそうでない機種がございます。
<レベルスイッチ>
・フロート式などは波立ちによりチャタリングを起こす場合があります。ケーブルフロート式はある程度の波立ちに対応します。
・静電容量式や音叉式などはディレイ機能を使用する事でチャタリングを軽減可能です。
<連続レベル計>
・フロート式、超音波式、レーダー式などはディレイ機能がある場合は軽減可能ですが、これらの機種は激しい波立ちは誤計測する場合があります。
・静電容量式は環境の影響を受けにくく、ディレイ機能を使用する事で、波立ちの影響を軽減できます。投げ込み式なども波立ちの対応可能です。
また、波立ちの対策としては、ディレイ機能の他に防波管を使用することでも軽減が可能です。
※波立ちの頻度や大きさによって、選定機種が変わる場合もございます。波立ち対策についてはお気軽にご相談下さい。
激しい波立ちに対応する液面計
工場内にコンクリートピットがありますが、液面の揺れ(波立ち)が大きく、超音波式や静電容量式のディレイ機能を使用しても指示値の揺れがあり、バルブ制御(バルブの開閉度をリアルタイムに制御)に影響が出てきます。
このような激しい波立ちに対応出来る液面計・水位計はありませんか?


超音波式や静電容量式は、ディレイ機能を使用する事で指示値を安定させることが可能です。
今回の事例の様に、常時激しい波立ちがある場合は、ディレイ機能を使用しても指示誤差が発生する場合もあります。
常時波立ちがあり、バルブの開閉度をシビアに制御されたい場合は、投げ込み式や圧力式を使用することで安定した制御が可能になります。
※液体の表面部は波立っていてもピット底部は波立ちの影響が無い場合。
※タンクの下に取付可能な場合は圧力式液面計も対応可能です。
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