パドル式レベルスイッチの原理・特長
種類・注意点など解説いたします。
最適なレベルスイッチを選定する為に、その方式の原理や仕組み、ラインナップを知っておくと選定しやすくなります。
ここではパドル式レベルスイッチの原理、特長、種類(ラインナップ)、注意点を分かりやすく解説しています。
パドル式レベルスイッチの概要
パドル式レベルスイッチは様々な粉体の粉面検出します!
パドル式レベルスイッチは、常時回転している羽根に測定物(粉粒体)が触れて羽根を停止させることによって、粉粒体の有無の検出信号を出力します。
パドル式レベルスイッチは、粉粒体を検知することが可能です。
当社のパドル式レベルスイッチは、お客様の使用環境に合わせた豊富なラインナップをご用意しています。
パドル式レベルスイッチの原理
原理と構造
羽根が先端についたシャフトをモーターで回転させることにより、羽根をゆっくりと回転させます。タンク内の測定物(粉粒体)の上昇に従い、羽根が測定物に埋まることにより羽根が停止し、その停止を検知し検出信号を出力します。
パドル式レベルスイッチの特長
特長・利点
- 粉体、粒体、塊体の検出が可能
- コストが安く、構造も簡単なので手軽に使用できる
- 羽根を測定物の比重に合わせた形状に変更可能
- 軸受けにマム構造を採用し、目詰まりを起こしにくい
- ヤマデンのパドル式レベルスイッチの実績の一部を紹介します。
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<当社実績測定物>
■粉体一般
- 粉体、ペレット、飼料、砂、骨材など
■食品関係
- 胡⿇、小⻨、穀物など
■高温の粉粒体
パドル式レベルスイッチの種類
お客様の用途に合わせて選定します。
製品ラインナップ
- 標準フランジタイプ
- 耐熱タイプ
- 保護管タイプ
- 耐熱保護管タイプ
- シャフト伸縮タイプ
- ワイヤータイプ
- 耐圧防爆タイプ
- 小型タイプ
- パドル式レベルスイッチに最適なアプリケーションを紹介します。
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<適応アプリケーション>
- 粉体、ペレット、飼料、砂、骨材の検出
- 高温環境下での粉粒体検出
パドル式レベルスイッチの注意点
選定の注意点と対策
- 1. 可動部がある
- 羽根が常時回転しているため、回転部の機構の故障があります。
- 2. 振動がある
- ノッカーやバイブレータなどの振動源が近くにある場所には取り付けないでください。
- 3. 高圧
- 高圧環境下には対応していません。
- 4. 比重
- 比重が軽い粉粒体は羽根が拘束さないため測定ができません。他方式を選定してください。
- 5. 安息角・ブリッジ・デッドストックに注意
- 安息角に注意して、羽根が粉体に接触するように取り付けてください。
ブリッジ・デッドストックに注意して取り付けてください。
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