振動式レベルスイッチの原理・特長
種類・注意点など解説いたします。
最適なレベルスイッチを選定する為に、その方式の原理や仕組み、ラインナップを知っておくと選定しやすくなります。
ここでは振動式レベルスイッチの原理、特長、種類(ラインナップ)、注意点を分かりやすく解説しています。
振動式レベルスイッチの概要
振動式レベルスイッチは様々な粉体や堆積物を検出します!
振動式レベルスイッチは、センサ部の振動を利用した接触型のレベルスイッチで、主に粉体・粒体の有無検出や液中の沈殿物の残量検出に使用されています。
静電容量式レベルスイッチは、可動部が無く、粉粒体、微粉、パウダー、塊体、沈殿物などを検知することが可能です。
当社の振動式レベルスイッチは、お客様の使用環境に合わせた豊富なラインナップをご用意しています。
振動式レベルスイッチの原理
原理と構造
センサ部のロッド(ステンレスの棒)を圧電素子により特定の周波数で振動させ、測定物(粉粒体)がロッドに触れると振動が減衰・停止し、その減衰・停止を検知し検出信号を出力します。液体内の沈殿物の検知することも可能です。
振動式レベルスイッチの特長
特長・利点
- 粉体、粒体の検出に最適
- 高感度の為、比重の軽い微粉やパウダーの検出も可能
- 初期設定が不要
- 液中の沈殿物も検出可能なラインナップもあり
- 温度、圧力、粉塵、電気的特性等の変化による影響を受けない
- ヤマデンの振動式レベルスイッチの実績の一部を紹介します。
-
<当社実績測定物>
■粉体一般
- パウダー、ペレット、チップ、砂、焼却灰など
■食品関係
- 胡⿇、小⻨、穀物など
■特殊
- 液中の汚泥や砂などの沈殿物、堆積物
■高温の粉粒体
振動式レベルスイッチの種類
お客様の用途に合わせて選定します。
製品ラインナップ
- 標準タイプ
- プローブ延長タイプ
- 吊り下げタイプ
- 小型タイプ
- 高温・堅牢タイプ(~250℃)
- 沈殿物検出タイプ
- 本質安全防爆タイプ
- 振動式レベルスイッチに最適なアプリケーションを紹介します。
-
<適応アプリケーション>
- 粉体、ペレット、食品、飼料、砂の検出
- 微粉やパウダーの検出
振動式レベルスイッチの注意点
選定の注意点と対策
- 1. 振動がある
- ノッカーやバイブレータなどの振動源が近くにある場所には取り付けないでください。
- 2. 振動ロッド部の堆積、付着物
- 振動ロッドに測定物が堆積したり、付着したりしないようにしてください。
堆積しないようにロッド部の向きを変えてください。 - 3. 安息角・ブリッジ・デッドストックに注意
- 安息角に注意して、振動ロッドが粉体に接触するように取り付けてください。
ブリッジ、デッドストックに注意して取り付けてください。
さらに詳しく!
YouTubeでの再生はこちら