ケーブルフロート式レベルスイッチの原理・特長・種類・注意点など解説いたします。
最適なレベルスイッチを選定する為に、その方式の原理や仕組み、ラインナップを知っておくと選定しやすくなります。
ここではケーブルフロート式レベルスイッチの原理、特長、種類(ラインナップ)、注意点を分かりやすく解説しています。
ケーブルフロート式レベルスイッチの概要
ケーブルフロート式レベルスイッチは大型タンクやピットに最適です!
ケーブルフロート式レベルスイッチは、ロープ・ケーブルに接続されたフロートを利用したレベルスイッチで液面の高さを検出します。
ケーブルフロート式レベルスイッチは、水、排水、下水などの液面検出、タンクやピットの液面制御に最適です。
当社のケーブルフロート式レベルスイッチは、お客様の使用環境に合わせた豊富なラインナップをご用意しています。
ケーブルフロート式レベルスイッチの原理
原理と構造
ロープ・ケーブルに接続されたフロートが液面に応じて上昇し、制限幅の上段になるとフロートが反転運動を行い、フロート内部の可動ウエイトがマグネットと接触し磁化されてリードスイッチを作動させ上限ONの信号を出します。また、液位下降時には制限幅の下限となるとフロートが反転運動を行い、フロート内部の可動ウエイトが動き、リードスイッチはOFFとなり、下限OFF信号を出力します。
ケーブルフロート式レベルスイッチの特長
特長・利点
- 液体の電気的な特性変化の影響を受けない
- 波立ちや流れがある場合に最適
- 自己保持機能を有するため1台でポンプ制御が可能
- ヤマデンのケーブルフロート式式レベルスイッチの実績の一部を紹介します。
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<当社実績測定物>
■液体一般
- 水、排水、下水などの水全般
- 薬液などの液体
ケーブルフロート式レベルスイッチの種類
お客様の用途に合わせてを選定します。
製品ラインナップ
- 標準仕様
- 本質安全防爆仕様(リレーバリアとの組み合わせで対応)
- 1点用のケーブルフロートのみ
- ケーブルフロート式レベルスイッチに最適なアプリケーションを紹介します。
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<適応アプリケーション>
- 水、排水、下水、薬液などの液面検出、タンクやピットの液面制御
- 液体の流れや波立ちのある層での液面検知
- 大型タンク、貯槽タンク(最長15m)
ケーブルフロート式レベルスイッチの注意点
選定の注意点と対策
- 1. 比重
- 液体の比重が軽すぎるとフロートは浮かびません。測定可能な液比重は0.8以上です。
- 2. 粘度
- 粘性の強い液体(蜂蜜状)は計測できません。粘性が強い液体は、他方式を選定してください。
- 3. タンク内が高温の場合
- 耐熱は0~50℃です。50℃以上では使用できません。
- 4. 磁性体がある液体
- マグネットを利用していますので鉄粉などの磁性体を含む液体は使用できません。
- 5. 外部影響について
- 電解槽のように強力な磁界が発生する場所では外部磁界による誤動作が発生する場合がありますので他方式を選定してください。
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