業界別
水処理・排水処理
各工場・プラントの製造工程では水処理や排水処理も重要な工程の一つになります。水や液体の再利用や工場廃水の汚れをろ過・除去・分解する様々な設備に合わせたレベルセンサ・液面計を提案いたします。
ヤマデン君のコメント
造水や排水設備の測定物や現場環境に合わせて最適なレベルセンサを提案します。高温、波立ち、腐食性液体、泡、沈殿物などにも対応する製品を取り揃えております。
水処理のプロセス全体(処理の流れ)
工場やプラントで発生した「汚水・廃水」については環境面の観点から浄化して下水や河川に排出したいのですが、水処理・排水処理の各工程で様々な条件がある為に最適なレベルセンサを選定するのに困っています。これらの水処理や排水処理に適したレベルセンサはありませんか?
汚水・廃水を処理(浄水)する為に、殺菌剤、中和剤、凝集剤などの様々な薬品・薬液を使用します。これらは一度に使用される訳でなく、上記の「水処理プロセス例」の様に各工程で投入されて、順をおって処理(浄水)されていきます。
曝気槽(ばっ気槽)では泡が発生し、沈殿槽では液中の沈殿物を検知する必要があり、pH調整槽・中和槽では耐腐食性が求められます。各工程の最適なレベルセンサについて以下に順番にご紹介します。
原水槽:汚水や流れのある廃水でのレベル検知
廃液のレベル検知を行う必要がありますが、汚水も混じり、タンク内に流れが少しあり、タンクの高さも数mあるので、通常のフロート式レベルスイッチでは壊れたり誤動作を起こすことがあります。このような環境下でうまく検知できるレベルスイッチを紹介してください。
廃水・汚水用のレベルスイッチとして下記のものがあります。
フロート式では波立ちや流れがある場合や4m以上の寸法のものはお勧めできませんが、下記の製品は波立ちや流れがある場合でも対応可能です。
①ケーブルフロート式(YF-PP型):6点まで検出出来ます。15mまで対応可能。
②ディスプレーサ式(FLD型):現場でポイントの調整可能。9mまで対応可能。
③静電容量式(YAL型):強力な付着がある場合の上限、下限用として使用。
その他、超音波式、ガイドレーダー式、投げ込み式等を使用する場合もございます。
お客様の現場環境にあわせて最適な製品をご提案いたしますので、お気軽にお問い合せ下さい。
曝気槽:泡が発生する曝気槽でのレベルセンサ
排水設備の曝気槽で液面計測していますが、泡が発生して通常のレベルスイッチ・レベル計では誤検知を起こしてしまいます。耐環境性に優れて泡にも対応できるレベルセンサはありませんか。
排水設備や曝気槽ではタンク内に泡が発生する場合がございます。弊社静電容量式レベルセンサを使用することで泡も含めた過酷な環境のレベル計測が可能になります。
①レベルスイッチ:YALタイプ(泡検知、泡無視が可能です)
②連続レベル計測(4-20mA):MHLタイプ
③連続レベル計測(4-20mA)とポイント出力:MDLタイプ
当社の高感度レベルスイッチ・レベル計では、泡検知、泡無視のそれぞれに対して、適正なアンプの選定によって計測可能です。タンク内の泡の種類や大きさにあわせて製品を選定させて頂きます。
上記以外にもお客様の現場環境に合わせた最適な製品を提案させて頂きます。
沈殿槽:液中に沈んだ沈殿物の検知・計測
廃水処理等の工程内で液体の中に沈殿する沈殿物や堆積スラッジのレベル計測を行う必要があります。この様な沈殿物に対応するレベルセンサはありますか。
液体の中に沈殿する沈殿物・堆積物やスラッジを検出・計測するレベルセンサとして下記の方式が挙げられます。
<振動式レベルスイッチ:CV-SEDシリーズ>
液体と沈殿物の感度の違いを応用することで、沈殿物のみを検出します。
<超音波式レベル計:YU-L20シリーズ>
センサ部から超音波を発信して対象測定物に反射した信号を読み取ります。
センサ部を水中に設置することによって沈殿物の残量を計測します。
上記の製品を使用することで、排水処理の沈殿槽、下水処理の汚泥槽の沈殿物の残量レベルを検知又は連続的に計測することが出来ます。
pH調整槽:腐食性液体のレベル計測
pH調整槽・中和槽では薬液等を使用しますが、耐薬品性・耐環境性に優れた廃水・廃液用のレベルセンサはありませんか。
排水・水処理設備のpH調整槽で薬液や腐食性液体が投入される場合、弊社連続レベル計の耐腐食タイプを使用することで過酷な環境の液面計測が可能になります。
<製品の特長>
・センサ部が耐腐食性・耐薬品性に対応。
・4-20mAのレベル出力と任意の4点(上限、下限など)の接点出力が可能。
→ 非接触で残量検知を行いたい場合 :超音波式YU-45タイプ
→ 高温・高圧等の過酷な環境下の場合:静電容量式MDLタイプ
・上記の製品はセンサ本体に表示機能を搭載しています。
上記以外にもお客様の現場環境に合わせた最適な液面計を提案させて頂きます。
汚泥層:狭所での汚泥槽のレベル計測
水処理施設の汚泥ピット内の汚泥の残量レベルを計測したいのですが、施設のスペースの関係上、汚泥槽が狭い場所に設置されています。この様な狭所での連続測定用のレベル計はありませんか。
狭い構内でのレベル計測を行いたい場合は小型のレベル計が最適です。小型タイプは、静電容量式や超音波式などが考えられますが、汚泥の場合は超音波式レベル計(ULM型)をお勧めします。
<製品ULM型の特長>
・非接触で汚泥の連続レベル計測が可能。
・不感帯が小さいので、小型タンクや高さが低いタンクに最適。
・ケースも小型で狭所でのレベル計測が可能。
・初期設定も簡単に行えます。
上記以外にもお客様の現場環境に合わせた最適なレベル計を提案させて頂きます。
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